いつもお世話になっております。
株主総会青井です。
前回の動画で解説したミックスボイスの出し方のコツを掴んだ後の、もう少し色々な表現を行うための、私なりの練習方法の動画をアップしました。
まず、今回の動画で使った資料はこちらです。
良かったらダウンロードしてプリントアウトして使って下さい。
この表の説明なのですが、縦軸が音程です。
3つの音域に分かれているのですが、一番下が表声でしか出せない音域です。
私の場合は低いソの音でした。
真ん中の領域は裏声でも地声でも出せる音域です。
私の場合、地声の限界は高いラの音です。
こういう区分けを行いました。
次に横軸ですが、こちらは前回の動画で説明した、声帯の閉じ具合です。
左側が思いっきり声帯を締めた声です。
逆に右側が思いっきり声帯を開いた状態です。
真ん中はその中間と言うイメージです。
この真ん中の声帯の開き方を掴んでいくという練習方法が今回のテーマです。
声帯の開き方、閉じ方は前回の「ミックスボイスの感覚」の記事をご覧下さい。
今回の練習方法は、まずは縦軸の中間の音域(つまり裏声でも地声でも出せる音域)でまず練習をします。
とりあえず、裏声から出してみます。
中間音域の、限界よりも少し下くらいが良いですね。
そこで裏声で発声した後は、今度は思い切り声帯を閉じた発音をしてみて下さい。
そこまで行ったら、その中間位をイメージして出してみます。
これである程度の感覚を掴んだら、今度は
声帯を閉じる→ある程度開く→思い切り開く
の順番で発声して下さい。
そしてそれを録音します。
私はiPhoneのボイスメモを使って録音しました。
必ず、ボイスレコーダー的な物を使って録音してみて下さい。
そして、それを聞きます。
すると、ある程度声帯を開いた声(つまり、この表で言えば横軸の真ん中の声ですね。)が裏声っぽいのか、声帯を閉じきった、ダミ声っぽいのかが客観的に聞けると思います。
これをもとに、歌いたい声質に近づける様にちょっとずつ声帯を調整していって下さい。
そして、これである程度準備運動をしたら、今度は同じ事を裏声でしか出せない音域でやってみます。(表で言うところの、縦軸の上の領域ですね。)
かなり裏声っぽくなってきますが、何度も発音してみて、それを録音した音を聞きながら調整を繰り返していって下さい。
最後に、音階練習を行います。
まずは縦軸中間音域から。
これも録音してみて、思いの声が出るまで何度も練習した方が良いです。
そして、ある程度で切る様になってきたら、いよいよ、縦軸の上の音域、裏声でしか出せない音域での練習です。
これを何度も繰り返しているうちに、ミックスボイスでも鋭いミックスボイスや、柔らかなミックスボイスを作る事が出来ると思います。
良かったら参考にしてみて下さい。
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