2014年10月22日水曜日

ボイトレ 速いビブラート 喉ビブラート 中々出来ない人の練習方法





いつもお世話になっております。

株主総会 青井薫生です。



今回は喉ビブラートの練習です。





本編に入る前にビブラートの種類に関してですが、



・喉のビブラート

・お腹のビブラート



と二つあると思います。

(調べていくと、もっともっと細分化されていろんな種類がある様なのですが、ここでは割愛致します。。。)





このうち、お腹のビブラートは比較的簡単に出来ると思います。



良く言われているのが、子供がコップをひっくり返した時の

「あーあーあー」というのを何度も続ける方法ですね。





このお腹のビブラートはメリットとして

1、簡単に出来る

2、深いビブラートが出来る

3、コントロールしやすい(ロングトーンの後半部分だけビブラートを掛けたり、揺れ幅を途中で替えたり)

・・・と非常に有効なビブラートなのですが、デメリットとしてピッチの速いビブラートが難しいというのがあります。











対して、喉ビブラートは速い動きが出来るという訳です。







しかし、この喉ビブラート、出来る人は自然に出来るのですが、私の様にセンスの無い人間には全く出来ません。。。



出来る人は普通に出来るので説明のしようがないという感じに思います。









そこで、出来ない私が考えた方法は、



声を出さずに息だけで喉ビブラートを行う



という方法です。







これだと声を出しながらやるよりも何十倍もやりやすく思います。



コツは、ゲロを吐く時の様に喉を広げて行う



という感じです。









これをずっとやっていたら、だんだん喉を振るわす感覚が掴めてくると思います。



感覚が掴めたら、次は



ほとんど声にならない様な裏声



で同じことを行います。







この二つを反復練習していくと、普通の声の時でもビブラートがやりやすくなりました。



また、この時に声の振れに合わせて手を振ったりしたらより感覚が掴みやすいです。







是非試して下さい!!

2014年5月18日日曜日

オンチ改善練習 オンチの種類と対策練習 ボイトレ



いつもお世話になっております。



株主総会 青井です。



今回はオンチ改善練習を行いました。





オンチは大きく分けると

1、音程のオンチ(今回のパターン)

2、リズムのオンチ

3、表現力のオンチ

だと思います。



今回はこの中でも1、音程のオンチ についての改善方法です。







音程オンチも細かく分けると

1、喉のオンチ

2、耳のオンチ

3、両方のオンチ



の3パターンあります。







見極め方ですが、チューナーを利用します。



動画でも言っていますが、スマホをお持ちの方でしたら、無料でいくらでもチューナーアプリがあると思いますので、すぐに手に入ると思います。









そして、鍵盤を利用して「ドレミファソラシド」を発音してみます。

声は「あ〜」で良いと思います。



あ、ちなみに、

ド→C

レ→D

ミ→E

という感じでチューナーは表示されます。



1 発音した音がしっかりチューナーで取れる場合

この場合は、音程オンチではないと思います。



2 発音した音がチューナーでずれて、なおかつ、自分で音程を外したと分かる場合

この場合は喉オンチです。



3 発音した音がチューナーでずれて、なおかつ、自分で音程を外したのが分からない場合

この場合は耳オンチか、耳喉両方オンチです。。。



私は両方オンチです(笑)









さて、練習メニューですが、



喉オンチ

一発で音を当てにいく練習 1日10分

裏声で音階練習 1日10分


耳オンチ

両耳塞いで音階練習 1日5分

片耳塞いで音階練習 1日5分



上記練習で、両耳オンチの場合でも1日30分です。



1ヶ月続ければ相当オンチ改善になります!!









是非試してみて下さい!!

2014年4月24日木曜日

ボイトレ コピー編 瞳の住人VOL3  最高音部分の練習




いつもお世話になっております。

株主総会青井です。

今回は引き続き、瞳の住人のコピー練習を行いました。


今回の内容は
・地声部分の最高音
・裏声部分の最高音
の練習です。


両方とも異常に声が高くて大変な箇所ですね(笑)




まずは地声部分の最高音です。
「あの太陽の様になれたなら」
「瞳に住んでいたい」
等の箇所ですね。



ここではトゥワングという技術を学んだので使ってみました。


トゥワングというのは、鼻の奥で声を響かせる様にする方法の様なのですが、やり方としては「んが〜」という発声をしながら行います。


まずはハミングで「ん〜」と発声します。
この時に鼻の奥で声が響いているのを確認しながら発声します。


十分に鼻の奥で音が鳴っているのを確認したら、響いている箇所はそのまま口を開けて「が〜」と発声していきます。


口を開けたら鼻の奥の響きが無くなりやすいので、無くならない様に注意しながら行っていきます。



上手くいけば鼻声の様になるはずです。

鼻の奥に音を引っ掛ける様なイメージです。




通常の発声は腹筋から声を作っていると思うのですが、腹筋の負担を少なくして、鼻の奥に注意をして発声して下さい。


また、口やあごに力が入ると上手くいかないので、顔をリラックスさせて発声して下さい。


感覚を掴んだらそれでスケール練習していきます。


「んが〜、あ〜、あ〜、あ〜、、、」
という感じで最初の一音はハミングから入り、その後は「あ」の音でスケールをつなげれば良いと思います。








次は裏声最高音についてですが、こちらは喉を締めて思いっきり出しました。

本来、普通に歌うときは喉はしっかり開いて声を出さなければいけないのですが、思いっきり喉締めを行い、全力で腹式呼吸で息を出せば、一時的に音程を上げる事が出来ます。

これを利用しました。



金切り声の様な声になったので、このまま使用するのは難しいと思うのですが、とりあえず音程を届かせる事は可能です。


コツとしては、喉をガチガチに締めて、喉の力で声帯をロックするイメージです。
その上で、ロックされた声帯のわずかな隙間から無理矢理息をねじりだす感じです。


とりあえず全力で息を出しながら音程を確認し、息の力で音程を調整する様なイメージです。









今回の練習では音程のみ届かせた感じなので、次回からはこの状態で声の表現を変えていき、聞ける歌に替えていこうと思います。


2014年4月6日日曜日

ボイトレ コピー編 瞳の住人VOL2  サビの高い部分の練習 ミックスボイス、ヘッドボイス





いつもお世話になっております。



株主総会 青井です。





今回は久々に完全コピー編を更新しました。



ラルクアンシェルの瞳の住人を練習しました。









特に今回はサビのミックスボイスの部分、「あの太陽の様になれなら」という歌詞の部分ですね。



私はここが苦手なので、集中して練習しました。







ここの部分は、それまでの裏声で歌っている部分から、一転して絞り出した様な、一生懸命さの出ているミックスボイスで感情を込めて歌う箇所で、私はここが一番格好よいと思うので、どうしても歌える様になりたかったです。









さて、今回の練習は

1、まず全て裏声で歌う

2、その状態で声帯を締めて歌う

3、そこからさらに喉の締め方、息の吐き方、発音の仕方等を工夫して、表現を増していくという内容で進めてみました。









今回は動画内でほとんど説明してしまったので、ブログで解説するところはほとんど無いですね(笑)







結果的にまだまだですので、同じ内容を反復練習してきます。






2014年4月2日水曜日

ミックスボイス Mixvoice ボイトレ やり方、練習法 検証方法





いつもお世話になっております。



株主総会 青井です。



今回はミックスボイスを使いこなすための練習方法と検証方法を遣って行こうと思います。





まず、練習方法ですが、

1、裏声でカラオケで歌いまくる

2、裏声から徐々に声帯を締めていく

3、ボイスレコーダーで録音して、検証する

4、喉の限界まで歌う



というのを私は行っています。



それでは具体的にどのようにするのかをご報告致します。



1、裏声でカラオケで歌いまくる



やはり、一番はとにかく練習する事だと思います。

数をこなす事です。



私はカラオケをとにかく利用しました。



多少恥ずかしくても、一人カラオケが有効だと思います。







そして、とにかく声の高いアーティストの曲を歌いまくりました。

私は

エックスジャパン

ラルクアンシェル(高い曲)

女性アーティスト

等をよく歌いました。



また、洋楽メタルのアーティストの曲も歌っています。



そして、これらの曲を「高い箇所は裏声で歌う」と言うのを徹底しました



必ずキーは原曲キーで歌います。



これだと裏声をよく使う様になるのですが、通常なら地声で出せる領域も裏声で歌う事をお勧めします。







と言うのは、私の場合は、マイクを通して歌うと、演奏に負けまいとして、ついつい大声で歌ってしまいます。



そうするとついつい喉に力を入れて声を張り上げてしまうので、相当意識しないと限界まで地声で引っ張ってしまい、一気に裏声にひっくり返るという現象が起こってしまいます。





ですから、あらかじめ速い段階から裏声に移行できる様になれるためにも早めの裏声を使用する様にしていきます。







2、裏声から徐々に声帯を締めていく

これは前々回の動画で説明した内容ですね。



まだの方は、こちらをご覧下さい。



前々回の動画 ミックスボイスのコツ感覚の掴み方(もしまだ見ていらっしゃらなかったら良ければ見て下さい)




前回の動画、ミックスボイスの声の質の分析




これらのテクニックを駆使して、だんだん声帯を閉じていってミックスボイスに移行させていきます。





3、ボイスレコーダーで録音して、検証する



そして一番有効なのが、自分の歌をボイスレコーダーで撮って、そして後から検証するという事です。

私は、iPhoneを使っているので、標準装備のボイスメモというアプリを利用しています。
数人でカラオケに行ったとき等も、メールするフリをしながらボイスメモを起動し、自分が歌うときはiPhoneをテーブルの上に裏向きに置いて、こっそり録音しています(笑)

これらを行う事により、自分の歌を客観的に聞く事が出来ます。


そして、私は本当に毎回ショックを受けます。。。。
いつの日か、上手く歌える様になるのを夢見て練習します!!

具体的な検証方法は、私の曲を参考に、下記で行っております。





4、喉の限界まで歌う


私は一人カラオケに行っても2時間は歌います。
相当きついし、高音は出なくなるし。。。

しかし、根拠はありませんが、何度も繰り返しているうちに、
①最高音が高くなってきた
②地声の最高音も高くなってきた
③高音の持久力が増えてきた
という効果を感じています。


①と②に関しては、他の練習の効果もあるかもしれません。。。

③に関しては明らかに限界まで何度も繰り返しているからだと思います。



喉も基本的な構造は筋肉で出来ているはずですので、身体の筋トレと同じで
限界を超えると超回復すると思います。

また、本当にしんどいので、脱力していく様になってきて、「張り上げ」の癖も抜ける様な気がします。


あ、ちなみにこのカラオケでの限界練習では、音域は鍛えられますが、音程(オンチ克服)には全く効果が無さそうです。。。
オンチ克服はまた別の訓練が必要です。
(ここは別の動画で解説しています。)
※オンチ克服編はこちらの動画をご覧下さい。






さて、そんなこんなで、実際の歌の検証です。
動画で私の没テイクとOKテイクを流しています。

ボツテイクの曲は我々、株主総会の新曲バラードナンバー「決算」、
OKテイクの曲は同じく株主総会の「リアルディアスを広島でもやって欲しい」です。

このボツテイクは、決してこの動画のために失敗例を歌ったのではなく、今現在の私の実力の全てです(笑)


少し宣伝ですが、それぞれの曲のフルバージョンを入れました(笑)

株主総会「決算」仮歌までのバージョン(今現在の最新です)

株主総会「リアルディアスを広島でもやって欲しい」完成バージョン




本編とは全く無関係ですが、もし良かったら聞いてやって下さい(笑)



さてさて、動画内で説明している内容として、
1、裏声感が高い
2、喉が締まりきっていて、カエルをつぶした様な声になっている
3、発音が悪い、何を言っているのか分からない
4、この後のサビの部分との声質の差がありすぎて違和感がある
という4点をボツの理由として上げました。



まずは、1と2に関してです。

最終的には、
・声帯の閉じ具合
・喉の開き具合
・息の力加減
で声質は変わってくると思います。


これらのバランスが悪いためこのような声になったのだと思います。


声帯の閉じ具合は、
閉じれば閉じる程、ダミ声になってきます。
開けば開く程、完全な裏声になってきます。

喉の開き具合
閉じれば閉じる程、カエルの様な声になってきます。
開けば開く程、オペラの様な声になってきます。

息の力加減
強くすれば、大きな声になったり、響きが良くなったり、勢いで高音が出たりしますが、喉のコントロールが難しくなり、声帯も微調整が出来なくなります。
弱くすれば、声帯のコントロールが容易になり様々な表現が出来るのですが、超高音は出せなくなります。


これらを微調整していきながら良く聞こえる箇所を探っていこうと思います。




3、発音が悪い、何を言っているのか分からない

これに関してですが、意外と声の質を変えなくても滑舌を良くした途端上手く聞こえる事もあります。

ここまで高い声だと滑舌を良くするのも難しいのですが、それでも意識を滑舌に向けて歌ってみたら意外と良くなるかもしれません。




4、この後のサビの部分との声質の差がありすぎて違和感がある


これはこの曲の一番の課題です。

上記内容を実戦して、この部分の裏声感をなくすのと同時に、サビの箇所の様に音程的にも若干低い箇所を逆に裏声感を増やしながら歌う事で全体的に慣らしていこうと思います。





さてさて、このような感じで進めている、株主総会青井薫生のボイトレ講座ですが、動画でも説明している通り、今現在の私の実力はここです(笑)


リアルタイムで私が上達していくプロセスをレポートしているので、上達するたびに更新するという講座とは言いがたい内容なのですが、「実力派アーティストの下手だった頃の動画」と言われる様に頑張ります!!


次回の更新も出来る様に頑張りますので、宜しければ次回も是非ご覧下さい。


2014年3月1日土曜日

ミックスボイス Mixvoice ボイトレ やり方、練習法 声の種類 分析等





いつもお世話になっております。



株主総会青井です。







前回の動画で解説したミックスボイスの出し方のコツを掴んだ後の、もう少し色々な表現を行うための、私なりの練習方法の動画をアップしました。











まず、今回の動画で使った資料はこちらです。


良かったらダウンロードしてプリントアウトして使って下さい。

この表の説明なのですが、縦軸が音程です。
3つの音域に分かれているのですが、一番下が表声でしか出せない音域です。

私の場合は低いソの音でした。

真ん中の領域は裏声でも地声でも出せる音域です。
私の場合、地声の限界は高いラの音です。


こういう区分けを行いました。



次に横軸ですが、こちらは前回の動画で説明した、声帯の閉じ具合です。
左側が思いっきり声帯を締めた声です。

逆に右側が思いっきり声帯を開いた状態です。

真ん中はその中間と言うイメージです。
この真ん中の声帯の開き方を掴んでいくという練習方法が今回のテーマです。


声帯の開き方、閉じ方は前回の「ミックスボイスの感覚」の記事をご覧下さい。












今回の練習方法は、まずは縦軸の中間の音域(つまり裏声でも地声でも出せる音域)でまず練習をします。











とりあえず、裏声から出してみます。



中間音域の、限界よりも少し下くらいが良いですね。







そこで裏声で発声した後は、今度は思い切り声帯を閉じた発音をしてみて下さい。











そこまで行ったら、その中間位をイメージして出してみます。



















これである程度の感覚を掴んだら、今度は



声帯を閉じる→ある程度開く→思い切り開く



の順番で発声して下さい。











そしてそれを録音します。



私はiPhoneのボイスメモを使って録音しました。











必ず、ボイスレコーダー的な物を使って録音してみて下さい。



そして、それを聞きます。











すると、ある程度声帯を開いた声(つまり、この表で言えば横軸の真ん中の声ですね。)が裏声っぽいのか、声帯を閉じきった、ダミ声っぽいのかが客観的に聞けると思います。











これをもとに、歌いたい声質に近づける様にちょっとずつ声帯を調整していって下さい。























そして、これである程度準備運動をしたら、今度は同じ事を裏声でしか出せない音域でやってみます。(表で言うところの、縦軸の上の領域ですね。)











かなり裏声っぽくなってきますが、何度も発音してみて、それを録音した音を聞きながら調整を繰り返していって下さい。



















最後に、音階練習を行います。











まずは縦軸中間音域から。







これも録音してみて、思いの声が出るまで何度も練習した方が良いです。







そして、ある程度で切る様になってきたら、いよいよ、縦軸の上の音域、裏声でしか出せない音域での練習です。















これを何度も繰り返しているうちに、ミックスボイスでも鋭いミックスボイスや、柔らかなミックスボイスを作る事が出来ると思います。















良かったら参考にしてみて下さい。




2014年1月29日水曜日

ミックスボイス Mixvoice ボイトレ やり方、練習法 感覚 コツ







今回はミックスボイスの感覚の掴み方を説明しました。



この内容はあくまでも感覚の掴み方です。

実際に曲の中で使っていくには別のテクニックが必要になりますので、それはまた解説致します。

次の記事の「ミックスボイスの色々な出し方」
http://kabunushisoukai.blogspot.jp/2014/03/mixvoice.html
を見て下さい。

さらに次の記事「ミックスボイス練習方法、研修方法」もアップしました。
http://kabunushisoukai.blogspot.jp/2014/04/mixvoice.html
こちらをご覧下さい。



動画内で解説している補足です。

重要なのは

1、裏声を出している時に声帯を締める

2、声帯を締めた状態で喉の奥を開く

という事です。





声帯の締め方は、練習方法として、エッジボイスと単純に息を吐く行為を交互に行う練習をしてみました。



これはずっと行っているとのどの奥で声帯が開いたり閉じたりしている感覚が掴みやすいです。



これをしばらく行うと意識が、

「エッジボイスと息吐きを交互に行っている」

から

「声帯を閉じたり締めたりしている」

というのに切り替わってくれば凄くやりやすいと思います。









声帯の締め方を、エッジボイス発声で感覚を掴んだら、今度は裏声を出しながら声帯を締めていきます。



カエルをつぶした様な声になってきたらまずは第一段階は良いと思います。

(奇麗な声にするには、曲に合わせて声帯のとじ具合を調整する必要がありますが、そちらは実践編で解説しようと思います。)











声帯を締めて裏声を出す事が出来たら、次は喉を開いていきます。



声帯を閉じた裏声を出しながら、舌をのどの奥の方に下げていきます。

感覚的にはあくびをしている感覚や、嘔吐している感覚に近いと思います。





声帯を閉じた裏声を出しながら、これを行うと、声の響きが鼻の奥の方に移ってくると思います。



この鼻の奥で響かせる感覚がミックスボイスの元です。





この状態で吐く息の力を調整して一番良く響く箇所を探っていけば、ミックスボイスの感覚は掴みやすいと思います。